第3回 木製ベンチ寄贈式を行ないました!
令和2年12月8日(火)、熊本県庁行政棟の新館ロビーで、肥後銀行と当財団が所有する「阿蘇大観の森」から搬出された木材を利用して製作した「木製ベンチ」を県内の小中学校6校へ寄贈する式典を行ないました。
当財団評議員の山木肥後銀行副頭取からは「次世代を担う熊本の子供たちにこのベンチを利用してもらい、阿蘇の大自然の中で長い年月をかけて育った木材に触れることで、森林の持つ『地下水涵養』『二酸化炭素吸収』『治水・防災』といった多様な機能に関心を持って頂けると幸いです。」と挨拶されました。
「目録」を山木副頭取から熊本県の古閑教育長にお渡ししました。
続いて、ベンチ製作に取り組んで頂いた阿蘇中央高校グリーン環境科代表の池部君からは「コロナ禍での作業スケジュールや塗装工程の難しさはありましたが、製作という大事な仕事を任せてもらえ、無事納品ができて感激しています。」と発表がありました。このベンチの特徴は、金具を使わず、固くて丈夫なカシの木を木材の接合部に使う「込み栓」(こみせん)という日本古来の家屋建築の工法で製作されていることです。
閉式にあたり、参加者全員で記念写真を撮りました。
寄贈式後、寄贈先の学校に木製ベンチを届けました。
阿蘇市立阿蘇小学校です。しばらくの間、正面玄関でお披露目されます。
山鹿市立菊鹿小学校です。保健室に設置されました。
宇城市立豊川小学校です。校庭の大きな木の下に設置されました。
熊本市立藤園中学校です。吹奏楽部が練習で使う体育館の渡り廊下に設置されました。
合志市立西合志南中学校です。多目的室に設置されました。
荒尾市立平井小学校です。広い校庭が見渡せる日当たりの良い芝生の上に設置されました。
お届けした学校では、「子供たちがベンチを遊びや休憩で使用していく中で、森林と自分たちの関係を考えてもらえるように教育に活かしていきたい。」と言葉もかけて頂きました。今回で、熊本県内小中学校への木製ベンチ寄贈台数は、累計18台となりました。