【肥後の里山ギャラリー】熊本の現代作家展Ⅳ 高津明美展―火の国を染めて―が開幕しました!

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肥後の里山ギャラリーでは、2月25日より 熊本の現代作家展Ⅳ 高津明美展―火の国を染めてーが開幕しました。
本展は、熊本で活躍する現代作家の活動を紹介するシリーズ展の第4回目として、染色工芸家・高津明美氏の画業を回顧するものです。

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高津氏は、溶かしたろう(蝋)で防染し図柄を描き出す染色技法「ろうけつ染め」を駆使して
阿蘇をメインテーマとした幅広い創作活動を展開している作家です。
展覧会は、高津氏の代表作に位置づけられる≪ひのくに≫(熊本県立美術館所蔵)をはじめ、
屏風やパネル、さらには天草更紗やろうけつ染めの着物など、新旧多数の作品を展示しています。

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3月2日には、高津氏を囲んだギャラリートークも開催され、
展示室を回りながら、それぞれの作品の創作秘話や苦労したエピソードなどに話を咲かせました。
高津氏の出身校である第二高校の生徒さんからの「女性として作家活動を続ける秘訣や苦労はありましたか?」との質問に、
「生活と創作は別物で、それぞれをきちんとしてしていかなければいけないと私は思う。
どちらかを犠牲にしたりあきらめたりすることはない。
もちろん子育てや家事をしながら創作を続けるのは周囲の人たちの協力なしではできないことなので、
甘えられる時には甘えて、感謝の気持ちを忘れないこと。」と答える高津氏。
第一線で活躍する女性作家ならではのお話に、多くの方々が感銘を受けられていました。

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こちらのギャラリートークは、3月30日にも開催予定です。
作家の声が聞けるまたとない機会ですので、ぜひ皆さまお誘いあわせの上お越しください。

展覧会のついての詳細はこちら↓
熊本の現代作家展Ⅳ 高津明美展―火の国を染めて―

 

 

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