平成30年10月13日（土）、阿蘇水掛の棚田で8回目の稲刈りを行いました。抜けるような青空に恵まれ、手刈り、掛け干し作業を無事に終えることができました。毎週のように台風が襲来し、週末に天気が良いのは7週ぶりのことでした。北外輪山の麓に見える田んぼが「阿蘇水掛の棚田」です。

式典では、当財団の甲斐理事長が、来年2月で閉校となり内牧小学校と統合される山田小学校について「このような閉校といった少子化人口減少社会の象徴的な出来事を地方創生の発奮材料として受け止めることが重要だと思います。」と挨拶されました。

今年から式典会場は二段でレイアウトを行い、各班ごとの持ち場への移動時間短縮を図りました。

「鎌入れ式」は、神事として一束に鎌を入れ、「収穫稲束」を三宝にお供えしました。

今回も東海大学農学部から約100名の皆さんが参加されました。

昼食は、地元婦人会の皆さんに作っていただいたおにぎりと豚汁でした。乙川（おとごがわ）湧水群に設置したベンチに腰かけて食べているグループもありました。

稲刈り前にイノシシの獣害に悩まされましたが、度重なる台風の被害を免れることができたことから、昨年並みの豊作が期待できるものと願っています。